S字カーブ
普段気にすることはない、背骨の形。そんな背骨には正しい形があります!
それがS字カーブ。
というのも、横から見たときの形です。
後ろ(もしくは前)から見れば真っすぐなのは言うまでもありませんよね!
“姿勢がいい”というのをイメージするとカーブ?
とお思いの方も多いです。が、このカーブが大切なんです。
背骨といわれる骨は一本の骨でできているのではなく、ブロックのような骨が積み重なっています。
では、いくつの骨が積み重なっているのでしょう?
首から腰までで、計24個の骨が背骨といわれる骨を形成しています。
そして、この24個が首・背中・腰の3つに分けられていて、それぞれ、
頸椎(けいつい)・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)と言います。
頸椎や腰椎という言葉を一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
頸椎と呼ばれる首のパーツは7個、胸椎は12個、そして腰椎は5個の計24個になります。
7個からなる頸椎は前にカーブ(前弯)、胸椎は少し後ろにカーブ、腰椎は頸椎と同じ前弯があるのが正しい形です!これを生理的弯曲と言います。
それぞれのパーツが正しいカーブをキープすることがとても大切なのです。
つまり、全体で見たときにきちんとS字カーブになっていること!
背骨が3つのパーツに分かれていること、
それぞれのカーブがいることをご理解いただいた上でなぜ大切なのか!?というお話しです。
神経や血管は背骨の中にあり、全身を巡っています。
これらは背骨が正しいS字カーブがキープされているとスムーズに流れます。
ですが、S字カーブが崩れてしまった背骨だとその部分で圧迫されてきちんと流れることが出来なくなります。だからと言って、即どこかの具合が悪くなるということではありません。
よくある症状としては、
- 足がだるい、むくむ、冷え
- しびれる
- 背中にはりを感じる
- 肩こり
- 頭痛
- 眼精疲労
- 便秘 etc…
と誰もが心当たりのある症状として現れています。
日ごろのお疲れももちろんありますが、その日ごろの生活に背骨の歪みを作る原因があるので、このような諸症状が出てくるのです。
普段気にとめることがあまりない背骨の形。
S字カーブというのを少し意識してみてはいかがでしょうか?
まずはご自分の姿勢をチェックしてみてください!